既設橋梁や既設トンネル等構造物の現状を知るための
「調査」は、
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お任せください。

調査方法

補修・補強設計の内容や現地の状況に合わせて最適な調査方法を採用します。
調査の基本は近接目視です。このため足場、橋梁点検車、高所作業車、ロープ高所作業、ボートといったあらゆる方法を駆使して対象部材に近接します。

調査内容

橋梁等構造物の作られた年代によっては、設計図書が「残っていない」「あっても最終的なものでない」場合も少なくありません。そのために現地での直接⼨法測定を⾏います。鋼材の板厚は「超⾳波板厚計」、配筋状況は「RCレーダ」にて調査します。正確を期すために⼀部の鉄筋をはつり出して鉄筋径やかぶりを測定します。

調査の種類

  1. ① 寸法・形状調査

    構造物が作られた年代によっては、設計図書が「残っていない」「あっても最終的なものではない」などということもあり、既存資料では正確な寸法・形状が不明な場合があります。
    このような場合、現地で直接測定を行って必要なデータを取得します。
    寸法・形状測定の基本はスティールテープですが、角度計、レーザー距離計あるいは近接計測が不可能な場合は、3次元レーザー測定器等を使用する場合もあります。

  2. ② 外観変状調査

    ひびわれ、うき、はく離・鉄筋露出といった外観変状調査は近接目視で行います。
    徒歩で近接できない場合は、調査方法でも述べましたが、種々の機材を使用して調査対象部材に近接した状態で、目視により変状の種類と程度とを確認します。現場ではスケッチや写真として記録し、持ち帰ったデータは損傷図やそれに対応した損傷写真として整理します。

  3. ③ はつり調査

    コンクリート中の鉄筋径、被り深さや鉄筋腐食状態確認のため、一部コンクリートをはつり出して、直接計測する場合があります。

  4. ④ 非破壊調査

    アンカー孔削孔の場合など、RCレーダーで鉄筋コンクリート中の配筋状況を確認します。
    また、コンクリートの圧縮強度を推定するためには反発硬度計を使用することがあります。
    鋼部材の調査では、腐食による板厚減少を計測するための超音波板厚計、塗装厚測定のための膜厚計を使用することもあります。

  5. ⑤ コア抜き調査

    コンクリートの品質に関する試験を行います。一般的な試験内容は、中性化試験、塩化物イオン含有量試験、一軸圧縮強度試験、静弾性係数試験、アルカリ骨材反応試験(残存膨張量試験、走査型電子顕微鏡あるいは電子線マイクロアナライザーにより反応性骨材や反応ゲルの確認)などがあります。
    ※ コア抜きが出来ない場合の中性化試験や塩化物含有量試験方法として、ドリル法もあります

  6. ⑥ 耐荷力調査

    • ⓐ 応力頻度測定

      供用状態で部材に発生する応力を測定し、現況交通荷重に対する必要耐荷力の有無を判断します。

    • ⓑ 動的(静的)載荷試験

      荷重が既知の試験車を載荷して、部材に発生する応力を測定し、理論応力と比較して対象橋梁の構造安全性を判断します。

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